2010年11月23日火曜日

夜明けのステーキ




1980年代初頭、僕がアメリカへ来た頃に、ダウンタウンの安ホテルに投宿していた。その近隣にあったのが、ロサンジェルスでは老舗のステーキハウス、『パシフィク・ダイニングカー』である。


24時間営業である。70年、いや、80年近くも、一度も休んだことがない。僕はここで、夜明けのステーキをよく食べた。午前2時から6時まで、アルコール類は一切出さない。これは法律で定められてある。


従って、僕がステーキを食べる時間は、午前6時だ。冬季はまだ暗い。『パシフィク・ダイニングカー』のオニオンリンクは、リンクになっていない。切れ長の状態になっている。これがまた、ステーキとマッチして美味いのだ。


僕はその日の気分によって、フィレ、Tボーン、ニューヨーク、タルタル・ステーキ、リブアイの中から選ぶ。肉の焼き加減は、レアーもしくはベリーレアー。食前にブラディーマリーかボッカマティニーを飲む。たまに、バーボンを飲むこともある。


ロケーションは、ダウンタウンの西はずれ、6th(シックスス)にある。老舗だから、誰に聞いても知っている。



パシフィク・ダイニングカー
Welcome To Pacific Dining Car Restaurant





0 件のコメント:

コメントを投稿