2010年11月28日日曜日

許し




友人と、ある問題で意見が対立した。私はその友と、膝を突き合わせて、じっくりと意見交換をするつもりでいた。けれども残念なことに、その友は弁護士を通して、高飛車な手紙を私に送りつけてきたのだ。


止むを得ないので、私も弁護士を立てて対応すると、今度は私の悪口を世間に吹聴し始めた。挙句の果ては、悪徳弁護士と結託するや、友は事実を捏造して、私の自宅に警察官を二度に亘って急行させるという、実に卑劣な手段に出た。


最初から私の方が正しいと確信していたので、その証拠となる書類と写真を、自宅に乗り込んできた警察官に見せると、彼らは呆れ返って退散した。やがて友の弁護士も、私が所持しているエビデンスを閲覧すると、恥ずかしくなってしまったのか、友の弁護人を辞退した。


法廷では、友は敗訴した。最初に話し合いをしておけば、このような結末には至らなかった。友は傲慢で、やくざとの係わりがあり、麻薬常習者で、檻の中に収監されたことがある。そして現在でも、世間には公表できない、ビジネスのオーナーでもある。


私が友と接触してきたのは、伝道のためであった。何はともあれ、友に立ち直ってもらいたかったからだ。結局、後ろ足で砂をかけられて、無駄な時間と、弁護士、裁判のための諸経費など、約一年の間に合計六万ドルを支払った。まったく、頭に来る。


それでも、私は友を許そうと思っている。自分も神様から許されて、恵みを受けているからだ。





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