男は落ち込んだ。そして自殺を考えた。夜中に酒を呷って線路に寝た。始発までには死んでいるだろう。目が覚めたらまだ生きている。鉄道会社はストに突入していたのだ。
男は心機一転、猛烈に働いた。暫くして、また落ち込んだ。そして自殺を考えた。ウイスキーを飲んで、ガスの元栓を開いた。直後に大地震があった。ガス会社がガスの供給をストップした。また、死ねなかった。
男は田舎へ帰った。また落ち込んだ。今度こそは失敗せずに自殺をしょう。睡眠薬を飲んで、太い木の枝にロープを縛り、首吊り自殺を図った。5分後に木の枝が折れて、またもや死ねなかった。
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