ジェニファーは、フロリダに住んでいる両親の許へ行くために、空港へと向かった。搭乗時刻まで少し時間があったので、クッキーを買って、読みかけの本を読んで時間をつぶした。あまり本のストーリーが面白いので、時間の経つのを忘れかけていた。
その時、隣に座っていた男性が、さっき買ったばかりのクッキーを食べているではないか。「まぁ、あつかましい」と、ジェニファーは心でつぶやきながら、ジェニファーもクッキーを食べた。
クッキーが最後のひとつになった時、両者の手が伸びた。男性は微笑みながら、ひとつのクッキーをジェニファーに譲った。
ジェニファーは不愉快な思いを、断ち切るように飛行機に搭乗した。シートに座ってバックの中を開けると、さっき買ったクッキーが入っていた。
※ リビング・ライフに掲載されていたコラムを潤色しました。
0 件のコメント:
コメントを投稿