2011年5月30日月曜日




フランスへ江美子と一緒に旅行に行った際に、パリ在住の畏友に、お薦めの観光地を訊ねた。即座に友は、モンサンミッシェルと答えた。


海に忽然と姿を現わす小さな島に、高くそびえたつ教会は、下から見上げるとあまりにも巨大で感奮すると言われて、レンヌを目指してTGVに乗った。レヌンから更にバスで1時間半、いよいよ世界遺産のモンサンミッシェルだ。


僕はツアーの仕事を長きにわたりやって来た。グランドキャニオンも幾度か赴いた。で、モンサンミッシェルを見る前に、グランドキャニオンことを想像していたら、モンサンミッシェルを見た途端に、拍子抜けしてしまった。拍子抜けしてしまったのは、僕が想像を膨らましすぎたからだ。 


確かに、モンサンミッシェルは素晴らしい。僕たちは隣の村、ポントルソンのホテルで投宿することにした。早速、田舎のお惣菜屋さんを訪ねてみた。老婆が容器持参で買い物に来ている。ニシンのオイル漬けを買っていた。容器持参だなんて、日本の田舎とどこか似通っている。


明日は移動日、モンパルナスへ帰って再びTGVに乗る。目指すは食通の街リヨン、お目当ては言わずと知れた三ツ星レストラン、ポール・ボキューズ。


初日の夜は、場末のブラッスリーで舌鼓。二日目のディナーは、ダーク・スーツに着替えて、ポール・ボキューズに、いざ出陣。





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