2011年5月6日金曜日

詩三篇




 


勝利


 


「負けるが勝ち」


年齢を重ねるごとに


この言葉の意味が


重みを帯びてきた


 


負け惜しみではなく


自分の心を解放することによって


相手の心までもが変わってくる


 


「負けるが勝ち」


謙遜は神様に愛される


最良の近道だと思う


 


 


 


 



 


裸一貫で渡米して


富と名声を手に入れることが


アメリカン・ドリーム


 


けれども


時として夢は


落とし穴だらけの


自滅の道でもある


 


マザー・テレサの信条は


「なくても与える」


 


より少なく持てば


その分 より多く与えられる


より多く持とうとすれば


より少なく与えることしかできない


 


真実の夢には


力強い愛が見える


 


 


 


 


自制


 


ジャン・コクトーは語った


「金持ちになった貧乏人は


贅沢な貧しさをひけらかすであろう」


 


聖書は伝えている


「わたしの恵みは


あなたに対して十分である」


 


ソルジェニ-ツィンの21世紀論の一つは


「真の精神的満足は


何かを手に入れることではなく


それを拒否することによってのみ得られるのである」


 


 


 


 


 


 





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