2011年2月20日日曜日

奇跡のスイーツ




フランスはノルマンディー地方の村里。家族経営の民宿の食堂で食事をした際、オンザハウスにスイーツが出てきた。僕と江美子はお腹が一杯。食べないと悪いので、スプーンに一口だけすくって食べた。


僕の目が点になった。僕の頭の中に七色の雨が降り出した。雨が口の中に入り、七色の虹が奏でる管絃曲に合わせて、僕と江美子はワルツを踊る。まことに感情豊かな馥郁とした風味。僕は気絶しそうになった。


江美子と顔を見合わせた。「何、この味!!!」。二人は計り知れないスイーツの味に、完全にノックアウトされた。


 


*詩のカテゴリー 『ポントルソン』参照。





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