2011年2月17日木曜日

坊やとこいはん




僕は小学校6年まで、坊やと呼ばれていた。幼稚園と小学校と中学は同じ同級生の、船場のこいはんが僕の初恋の人であった。


家が近所であったために、こいはんの家によく遊びに行った。周りの大人たちからは、「坊や、こいはんが好きなのと違うか」と、冷やかされた。


夜遅くまで遊んでいるので、心配してねいやが、こいはんの家まで迎えに来てくれた。


高校2年生の時に、僕は花束を持って、こいはんに愛を告白した。あっさりと振られてしまった。僕はショクのあまり寝込んでしまった。


淡い初恋の思い出が、僕の脳裏を虹色に染めて駆け抜けた。





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