新井雅之の帰って来たひつじ
2011年9月24日土曜日
2011年8月21日日曜日
暴 力
星野監督が中日ドラゴンズの監督をしていた時分に、審判の判定に対して猛烈に抗議したことがあった。結局、聞き入れてもらえなかったために、星野監督は激怒のあまり審判に暴行を働いた。
その審判は肋骨を骨折して入院する羽目となったが、ことの一部始終を見ていた観戦者の二人が、提訴したことから問題は更に大きくなった。
当時の星野監督は「自分は今までに人に頭を下げたことのない男だ」と、強気の発言を呈していたが、紛争に至らないように球団が早急に根回しを計ったために、暴行事件はいつの間にか闇の中へ葬られてしまった。
多分、球団側は、内密に多額の示談金を審判に払ったものと思われる。
もし、同じようなことが大リーグで起こったならば、その監督は球界から永久追放されるだろう。裁判に至っては、禁固刑の評決が下される可能性が十分にある。そもそも審判に向かって手をあげるだけでも大騒ぎとなる大リーグで、肋骨を骨折させるなどとは尋常ではない。
野茂やイチローそして松井の活躍は、日本の野球がメジャーでも十分通用することを証明してくれた。だが、暴力に対してあまりにも寛容すぎる日本球界の体質は、世界の目には野蛮な行為を黙認する組織であると映るであろう。
選手同士の殴り合いはメジャーでも見られるが、情けないことに日本のプロ野球界では、相手が体の大きい腕っ節の強そうな外人選手であれば、日本人選手の大半は逃げ出してしまう。
自分よりも弱い者には暴力を振るい、強い者からは逃げ出してしまう。これでは野球を観戦している青少年に、健全なイメージが伝わらない。
スポーツマンは紳士であれ!
テナーサックス
スタン・ゲッツのテナーサックスを聴きながら、この稿を書いている。スタン・ゲッツのプレイは、調子が悪い時に吹けばハチャメチャだけど、調子が良好の時に吹くサックスが、天才的な才能を発揮する。
スタン・ゲッツと言えば、アストラット・ジルベルトと組んでの、ボサノバが有名だ。スタン・ゲッツのテナーサックスは、いつ聴いてもメローなサウンドである。果物に例えると食べごろだ。
ジョー・ヘンダーソン(日本ではジョーヘンの愛称で親しまれている)とスタン・ゲッツは気がよく合った。ともにテナーサックスを吹く二人は、とても気難しい。
教えてくれたのは、ジョー・ヘンダーソンのガールフレンド、マリコさん。僕が若い頃によく聴いていたテナー・マンは、この二人以外にレスター・ヤング、ズート・シムス、ハンク・モブレー、セルダン・パウエル、ジョニー・グリフィンetc。
僕もテナーサックスを吹く。酔いしれてないと名演は期待できない。
My Little One / 愛しいわが子へ 新井雅之
愛する妻がいてJoyがいる
三人だけの小さな世界
幸福のさざなみが
今
ぼくの胸底に打ち寄せる
食卓を囲んで
目を閉じて
静かに三人で祈ると
こころが一つになる
感謝の思いが溢れてくる
ぼくは弱い
キリストがぼくを強くしてくださる
ぼくが喜びにひたっていたら
江美子もJoyもすこぶる元気だ
互に愛しあうことを忘れない
神様はわたしたちを選ばれた
逆境には知恵と力を
順境には謙遜を
大いなる確信は希望
何事でもやってのける勇気
愛しいJoyよ
父がいる
母がいる
イエスの愛に包まれて
さあ 恐れずに
黄金の人生を歩め
肝が美味しいことを、肝に銘じた
今から二十四五年前、初めて鮨屋でカワハギの肝のにぎりを食べた時、その味に度肝を抜かれた。美味しいことを超越していた。
以来、カワハギの薄作りに(カワハギの)肝醤油をつけて食べることを覚えた。アンコウの肝とは比較にならない味だ。
フランスはリヨンのレストランで、トゥルヌド・ステーキの上に、ソテーしたフォアグラとトリュフを乗せて、食べた時の感奮と類似していた。
僕は、肝が美味しいことを、肝に銘じた。
お祈り有り難うございました
皆様、お祈り有り難うございました。心から感謝申し上げます。皆様のお祈りのお陰で、無事退院することができました。主を賛美し褒め称えます。ハレルヤ!
この度の治療は簡単に説明すると、僕の体を被爆させることによって、癌細胞を死滅させることにあります。
病室は放射能が漏れないように、コーティングがされていました。5人のドクターが特別な装備姿で、一錠のカプセルを金属製の分厚い箱に入れて表れました。
ドクターは僕にカプセルを渡す前に、汗が多量に出るのと、喉が渇くと告げました。4時間は水を飲んではいけません。4時間後には水を大量に飲んでください。僕は4時間が勝負だなと悟った。
これで治療は終わった。後は僕の体内から放射能が消えるまで、水を大量に飲むことである。尿によって放出されるのだ。それまでの3日間は隔離される。
悔やまれる
27年来のホームドクターを信頼しきっていたので、僕の間違えでした。体の調子が悪いと感じたら、直ぐに大きな病院へ行って精密検査を行うべきだった。
当時、僕には健康保険が無かった。大きな要因はこれだ。今更ながら悔やまれる。